口呼吸の悪影響!!

こんにちは。
文京区関口にある江戸川橋菊地歯科医院です。
今回は口呼吸が歯や口腔内に及ぼす危険性について説明します。

なぜ口呼吸になるのか?

①アレルギー性鼻炎、花粉症、扁桃腺肥大など鼻や喉の異常が原因の場合

江戸川橋 歯医者 アレルギー性鼻炎、花粉症、扁桃腺肥大など鼻や喉の異常が原因 口呼吸 江戸川橋菊地歯科医院

鼻で呼吸をしたくても、できないため口呼吸せざるを得ない状態です。このような症状がある場合はまず、耳鼻咽喉科での診察をおすすめします。

②肥満による気道の圧迫

江戸川橋 歯医者 肥満による気道の圧迫 江戸川橋菊地歯科医院

太りすぎより、気道が狭くなるため呼吸を妨げる要因なることがあります。

③無意識に口が開いてしまう状態

口の周りの筋肉が発達せず、気づくとお口がポカンと開いている状態を「口唇閉鎖不全症」と言います。幼児を対象にした研究では約2割に口呼吸がみられるようです。意識して口を閉じるということが必要です。

口呼吸が及ぼす悪影響

①虫歯、歯周病、口臭の原因になる

江戸川橋 歯医者 虫歯、歯周病、口臭の原因になる 江戸川橋菊地歯科医院

唾液はお口の中を常に清潔な状態に保つために循環しています。お口が乾燥して唾液の自浄作用がなくなることで、細菌の数が増えてしまうため虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。同時に細菌が増えれば口臭の自覚するようになります。

②歯並びが悪くなる(歯列不正)

江戸川橋 歯医者 歯並びが悪くなる 江戸川橋菊地歯科医院

口が常に開いていることで、正常な歯並びが頬などの筋肉で押されるため出っ歯になる。また舌が下の前歯の裏側につくことで下顎が前に押されて「受け口」や上下の前歯が嚙み合わさらない「開咬」という状態になります。

③睡眠時無呼吸症候群の原因

江戸川橋 歯医者 睡眠時無呼吸症候群の原因 江戸川橋菊地歯科医院

肥満の影響も大きいと考えられますが、口呼吸をすることで上気道が狭くなるため、いびきをかきやすくなってしまいます。

④感染症にかかるリスクが上がる

江戸川橋 歯医者 感染症にかかるリスクが上がる 江戸川橋菊地歯科医院

鼻はほこりを取る空気清浄機の役目、肺に入る空気に90%程度の湿度を与える、吸い込む空気の温度を35~37度に保つなど、メリットが多くありますが口呼吸をすることで細菌やウイルスに感染するリスクが高くなるため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

⑤顔の表情が変化する

江戸川橋 歯医者 顔の表情が変化する 江戸川橋菊地歯科医院

口の周りにある口腔周囲筋が口呼吸をすることで、たるんだ状態になると唇や頬の筋力が低下して、顔の表情が乏しく見えてしまいます。

口呼吸はどのように治せばいいのか?

①意識して鼻呼吸を行う

江戸川橋 歯医者 意識して鼻呼吸を行う 江戸川橋菊地歯科医院

無意識に口がぽかんと開いて呼吸している場合、それが癖になってしまっているため、

まずは口をしっかり閉じるということを常に意識することが大切です。

②矯正治療を行う

江戸川橋 歯医者 矯正治療を行う 江戸川橋菊地歯科医院

口呼吸の場合、舌は下の前歯の裏側あたりに位置しているため受け口の原因になります。また前歯が出っ歯傾向の場合は口唇を閉じにくいということにもつながります。矯正治療を行うことで、歯並びを改善し、適切な舌の位置を習慣化することが必要です。

③口テープを貼って寝る

江戸川橋 歯医者 口テープを貼って寝る 江戸川橋菊地歯科医院

寝ている間は意識して口を閉じることが難しいため、鼻呼吸テープを薬局で購入し睡眠中に口を強制的に閉じることで、鼻呼吸をすることが可能になります。息ができなくなると思う方もいるかもしれませんが、問題ないのでご安心下さい。

④口の周りの筋肉を鍛える

江戸川橋 歯医者 口の周りの筋肉を鍛える 江戸川橋菊地歯科医院

口の周りに存在する筋肉がたるんでしまうと、口が開いてしまいます。あいうべ体操など、口輪筋を鍛えることで筋肉が引き締まり、口を閉じることができるようになります。

まとめ

空気の乾燥、気温が下がる、風邪を引く人が多くなる冬の時期は、特に鼻呼吸をこころがけて行うことを推奨します。口呼吸のメリットは、一つも存在しないため「どうして口呼吸になっているのか」ご自身でよく考え改善していくための方法をみつけることが重要です。当院では、歯科の領域で口呼吸の原因や引き起こされる悪影響に対する治療を行っていますので、お気軽にご相談下さい。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。