虫歯治療は何回通う?通院回数の目安と治療の流れ

こんにちは。東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院です。

虫歯のイメージ

虫歯が見つかったとき「治療のために何回通う必要があるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。仕事や学校、家事などがあると、あらかじめ通院回数の目安を知っておきたいところです。

しかし、虫歯治療はすべて同じ回数で終わるわけではありません。虫歯の進行度や歯の状態などによって、必要な治療と通院回数は変わります。

この記事では、虫歯治療のために何回くらい歯科医院に通うのか解説します。虫歯治療の流れや虫歯を繰り返さないためにできることについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

虫歯治療は何回通う?

虫歯治療は何回通う?

虫歯治療に必要な通院回数は、虫歯がどこまで進行しているかによって変わります。ここでは、虫歯を治療するときの通院回数について、進行度別に解説します。

初期の虫歯(CO〜C1)の場合

CO〜C1は、虫歯のなかでも初期の段階です。COでは歯の表面が白く濁ることがありますが、まだ穴は開いていません。この段階ではすぐに歯を削らず、フッ化物の活用や毎日の歯磨きによって再石灰化を促しながら、経過を確認します。

再石灰化とは、歯から失われかけたミネラルが唾液などの働きによって再び歯に取り込まれることです。そのため、削らずに管理する場合は、定期的に歯科医院で状態を確認します。

C1は、虫歯がエナメル質の範囲にある段階です。この段階では、虫歯の部分を取り除き、コンポジットレジンと呼ばれる歯科用樹脂を詰めることがあります。虫歯が小さく、コンポジットレジンで修復できる場合は、1回の受診で処置を終えられるケースが多いです。

ただし、実際の通院回数は虫歯の大きさや場所、歯の状態によって異なります。

中等度の虫歯(C2)の場合

C2は、歯の表面を覆うエナメル質を越えて、その内側にある象牙質まで虫歯が進んだ段階です。冷たいものや甘いものがしみることがありますが、自覚症状がない場合もあります。

C2の虫歯治療は、1〜2回程度の通院が一つの目安です。治療では虫歯になった部分を取り除き、削った部分を歯科用の材料で補います。その日のうちに修復できる場合は、1回で治療を終えることがあります。

一方、歯型の採取を行って詰め物(インレー)を作製する場合は、歯の形を整える日と、完成した詰め物(インレー)を装着する日が必要になるため、2回程度の通院が目安になります。

重度の虫歯(C3)の場合

C3は、虫歯が歯の内部にある歯髄、いわゆる歯の神経まで達した段階です。冷たいものや温かいものが強くしみたり、何もしなくても歯が痛んだりすることがあります。

歯髄まで細菌感染が広がり、神経を残すことが難しいと判断された場合は、根管治療を行います。根管治療とは、感染した歯髄などを取り除き、歯の根の内部を清掃・消毒したあと、材料を詰めて内部を封鎖する治療です。

根管治療では、歯の神経を取り除いたあと、歯の根の中をきれいにする治療を何回かに分けて行います。根の中の治療が終わったら、歯を補強するための土台を作り、最後に被せ物(クラウン)を装着します。

このようにいくつかの治療工程があるため、全体では3〜5回以上の通院が必要になるのが一般的です。歯の根の状態や感染の広がり方によっては、それ以上かかる場合もあります。

最重度の虫歯(C4)の場合

C4は虫歯が大きく進行し、歯ぐきより上に出ている歯の部分がほとんど崩れ、歯の根が残っている状態です。歯の神経が死んでいると、それまで感じていた痛みが弱くなることもあります。

しかし、虫歯が治ったわけではありません。歯の根の先まで感染が広がると、歯ぐきが腫れたり、膿がたまったりすることがあります。

治療では、残っている歯や歯の根の状態を調べ、自分の歯を残せるかを判断します。残せる場合は歯の根の治療を行い、土台や被せ物(クラウン)で歯を補います。

一方、歯を残すことが難しい場合は抜歯が必要になります。C4の虫歯を治療する場合の通院回数は内容によって大きく変わります。

歯を残して根の治療から被せ物(クラウン)の装着まで行う場合は複数回の通院が必要です。抜歯した場合も、その後にブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯を補う場合は、それぞれの治療に応じて通院が続きます。

虫歯治療の一般的な流れ

虫歯治療の一般的な流れ

虫歯治療では、まず歯の状態を詳しく調べ、その結果に合わせて必要な処置を進めます。ここでは、一般的な治療の流れをわかりやすく解説します。

初診・検査

初診では、歯が痛む、冷たいものがしみるなど、現在の症状について確認したあと、口の中を診察します。必要に応じてエックス線検査を行い、目では確認しにくい歯と歯の間や歯の内部、歯の根の周囲などを調べます。この検査結果をもとに、歯の状態に合わせた治療方法を検討します。

虫歯の除去と治療

検査で治療が必要と判断した場合は、虫歯になった部分を取り除きます。痛みが予想される場合には、局所麻酔を使用して治療を進めます。

虫歯を取り除いたあとは、削った範囲に合わせて歯科用の材料で歯の形を補います。虫歯が深く、歯の神経まで感染が広がっていて神経を残すことが難しい場合には、神経を取り除いて歯の根の中を清掃する根管治療を行います。

詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)の装着

虫歯を取り除いたあとは、削った範囲や残っている歯の状態に合わせて、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で歯の形や噛む機能を補います。装着するときは、歯にきちんと合っているか、噛み合わせに問題がないかなどを確認し、必要に応じて調整します。

根管治療を行った歯についても、残っている歯の量や状態を確認したうえで、必要に応じて土台を立て、被せ物(クラウン)で歯を補います。

治療後の確認・メンテナンス

詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を装着したあとは、痛みや違和感がないか、噛み合わせに問題がないかなどを確認します。

虫歯治療が終わっても、その歯やほかの歯に再び虫歯ができる可能性はあります。特に、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)と自分の歯との境目は、虫歯ができていないか定期的に確認することが大切です。

治療後も定期的に歯科検診を受け、虫歯の有無や詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)、歯ぐきの状態などを確認することで、問題の早期発見につながります。

虫歯を繰り返さないためには

虫歯を繰り返さないための歯磨き

虫歯の治療が終わったあとも、新たな虫歯を防ぐためのケアが大切です。ここでは、虫歯を繰り返さないためのポイントをご紹介します。

毎日のセルフケアを丁寧に行う

虫歯を防ぐためには、毎日の歯磨きでプラーク(歯垢)を取り除くことが大切です。プラークの中にいる細菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖を利用して酸を作ります。その酸によって歯が溶かされる状態が続くと、虫歯につながります。

歯磨きでは、歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目や奥歯など、汚れが残りやすい部分も丁寧に磨きましょう。また、歯ブラシだけでは歯と歯の間まで十分に清掃しにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用します。

自分に合う歯ブラシや清掃用具がわからない場合は、歯科医院で使い方を確認するとよいでしょう。

食生活を見直す

虫歯を防ぐには、歯磨きだけでなく、食事や間食の摂り方を見直すことも大切です。糖を含む食品や飲み物を口にすると、プラークの中にいる細菌が糖を利用して酸を作ります。その酸によって、歯の表面からカルシウムなどのミネラルが溶け出します。

通常は唾液の働きによって口の中の酸が中和され、溶け出したミネラルを歯に戻す再石灰化が行われます。

しかし、甘いお菓子や砂糖を含む飲み物を頻繁に口にすると、歯が酸の影響を受ける機会が増え、再石灰化する時間を確保しにくくなります。

そのため、糖を含む食品の量だけでなく、口にする回数にも注意しましょう。食事や間食の時間をある程度決め、甘い飲み物やお菓子を長時間にわたって少しずつ口にする習慣を見直すことが大切です。

フッ素を活用する

虫歯を防ぐためには、フッ素(フッ化物)を日々の歯磨きに取り入れることも大切です。フッ化物には再石灰化を促すほか、歯を酸に溶けにくくする働きがあります。身近な方法は、フッ化物が配合された歯磨き剤を毎日の歯磨きで使用することです。

歯磨き後に何度も水ですすぐと、口の中に残るフッ化物が少なくなります。そのため、歯磨き剤を吐き出したあとは、うがいをする場合でも少量の水で1回程度にすると、フッ化物を口の中に残しやすくなります。

歯磨き剤に含まれるフッ化物の濃度や1回に使う量は、年齢によって目安が異なります。特に子どもは年齢に合った量を守ることが大切です。

歯科医院では、虫歯のなりやすさや口の中の状態などを確認したうえで、フッ化物を歯の表面に塗布する処置を行うこともあります。

定期的に歯科検診を受ける

初期の虫歯では自覚症状がなく、自分では気づかないこともあります。そのため、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。

検診では虫歯の有無だけでなく、歯ぐきの状態やプラーク・歯石の付着、以前治療した詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)なども確認します。必要があればエックス線検査を行い、歯と歯の間など、目で確認しにくい部分を調べることもあります。

また、磨き残しが多い場所を確認し、歯ブラシやデンタルフロスなどの使い方を見直す機会にもなります。検診を受ける間隔は、虫歯や歯周病のなりやすさ、口の中の状態などによって異なるため、歯科医師や歯科衛生士と相談して決めましょう。

まとめ

虫歯のイメージ

虫歯治療で何回通う必要があるかは、虫歯の進行度や治療方法によって異なります。初期の虫歯では経過観察となる場合があり、治療が必要でも少ない回数で終わることがあります。

一方、虫歯が歯の神経まで達して根管治療が必要になると、根の中の治療から被せ物(クラウン)の装着まで複数回の通院が必要になります。

また、虫歯治療を終えたらそれで終わりではありません。新たな虫歯を防ぐには、毎日の歯磨きや歯間清掃に加え、間食の摂り方を見直したり、フッ化物を活用したりすることも大切です。さらに、定期的に歯科検診を受けることで、自分では気づきにくい虫歯の早期発見につながります。

気になる症状がある方は早めに歯科医院を受診し、現在の歯の状態や治療の見通しについて確認しましょう。

虫歯の症状にお悩みの方は、東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、根管治療や小児歯科、矯正治療にも力を入れています。診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

菊地 正浩 院長

■この記事の監修者

菊地 正浩 院長

経歴
  • 奥羽大学歯学部卒業
  • 寿泉堂綜合病院歯科口腔外科研修
  • 顕微鏡診療および根管治療専門クリニックにて勤務
所属学会・歯科医師会
  • 日本歯内療法学会
  • 小石川歯科医師会(文京区)
  • 文京区立関口台町小学校学校歯科医

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