酸蝕症と間食

こんにちは、文京区関口にある江戸川橋菊地歯科医院です。
今回は「酸蝕症」と「間食」について説明します。

酸蝕症とは?

江戸川橋 歯医者 歯が溶ける 江戸川橋菊地歯科医院

酸蝕症は、酸によって歯が溶けてしまう状態のことです。2014年のデータでは、日本人の約26%、つまり4人に1人が酸蝕症であると言われています。歯周病、う蝕(虫歯)に次いで引き起こされる生活習慣病として、酸蝕症が注目されています。

ところでう蝕(虫歯)は、細菌が原因で歯が溶かされてしまう疾患ですが、酸蝕症は酸性の物質が原因のため、歯磨きをすることだけでは予防ができないとともに、清潔なお口の状態であってもなってしまう疾患です。

酸蝕症には内因性、外因性の要因がある

江戸川橋 歯医者 酸蝕症には内因性、外因性の要因がある 江戸川橋菊地歯科医院

内因性の主な原因は、「胃酸」による拒食症、過食症、嘔吐などの摂食障害や逆流性食道炎があげられます。歯のエナメル質はpH5.5以下になると溶けてしまいます。そして胃酸はpH2.0なので強い酸性を示し、歯を溶かしてしまいます。

外因性の原因は、酸性度が強いものを過剰に摂取することで引き起こされ、酸蝕症になってしまう一番の要因になっています。市販されている120種類の飲料のうち、実に約7割がエナメル質を溶かすpHを下回る酸性を示していたという報告もあります。日本においてこれまで酸蝕症が大きく取り上げられなかったのは、近年の食生活が欧米化してきた変化によるものだと考えられます。

間食は何回までが理想か?

江戸川橋 歯医者 間食は何回までが理想か 江戸川橋菊地歯科医院

食べる物の種類にもよりますが、理想は1日3食の場合は「間食は1回」です。一方、1日3食以外に、3回以上間食すると明らかにう蝕(虫歯)になる確率が上昇するという報告があるため、多くても間食の回数は1日2回までにすべきでしょう。

だらだら食べと言って、長時間にわたり少しずつものを食べることで、お口の中が中性の状態から常に酸性の状態になることは、虫歯になってしまう要因になります。

唾液にはどんな働きがあるのか?

江戸川橋 歯医者 再石灰化 江戸川橋菊地歯科医院

唾液は1日に1.0~1.5リットル分泌されています。唾液には、酸性に傾いたお口の中の状態を、中性に戻す働き。お口の汚れを浄化してくれる働き。虫歯になりかけた歯を再石灰化させる働き。細菌やウイルスを殺菌する働きなど身体にとって良い効果がたくさんあります。

間食しても虫歯になりにくい食べ物とは?

江戸川橋 歯医者 虫歯になりにくい食べ物 江戸川橋菊地歯科医院

虫歯の原因は、糖です。チョコレートやあめなどの歯にくっついたり、お口の中に留まりやすい食べ物や清涼飲料水をだらだらと飲むことは、虫歯を引き起こす原因です。

果物には、果糖が含まれていますが、リンゴやキウイフルーツ、ブドウなどの比較的水分の含有量が多いものであれば、お口の中に留まることが少ないため良いと考えられます。

また、ナッツ類、チーズ、煮干し、ゆで卵なども糖質が少なくオススメです。

甘いものを全て否定している訳ではなく、ゼリーやプリンなどの歯にくっつきにくいものはおやつにしても良いでしょう。

まとめ

虫歯は一日でつくられるものではありません。日々食べているものや飲んでいるもの。そして何をどんな頻度でお口に入れているのか。適切なブラッシングを行っていても「食べるもの」と「1日に飲食する回数」が原因で、知らない間に酸蝕症や虫歯のリスクを高めているかもしれません。当院では、治療の一環として食生活指導も行っているので、気になることがあればご相談下さい。

今回もここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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