口呼吸は虫歯の原因になる?口呼吸が及ぼす影響と虫歯予防のポイント
こんにちは。東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院です。

「口呼吸をしていると虫歯になりやすい」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、呼吸の仕方は口腔内の環境に大きく影響し、虫歯や歯周病のリスクとも深く関わっています。
しかし、口呼吸が習慣になっている方のなかには、自覚がないまま過ごしているケースも少なくありません。起床時に口や喉が乾燥している、気づくと口が開いているといった心当たりがある方は、口呼吸になっている可能性があります。
この記事では、口呼吸が虫歯につながる理由や口腔以外へのリスク、自分が口呼吸かどうかを確認するポイントについて解説します。虫歯予防のためにできることについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
口呼吸が虫歯につながる理由

口呼吸を続けると、虫歯になるリスクが高まるとされています。口腔内が乾燥し、唾液の作用が十分に働かなくなるのが主な理由です。
唾液には、食べかすや細菌を洗い流す自浄作用や、細菌の繁殖を抑える抗菌作用、歯の表面を修復する再石灰化を促す働きがあります。これらの作用によって、虫歯菌から歯を守っているのです。
口呼吸によって口腔内が乾燥すると、唾液の作用が抑えられます。その結果、歯が酸にさらされる時間が長くなり、虫歯が進行しやすくなります。
虫歯以外に口呼吸が引き起こすリスク

ここでは、口呼吸が引き起こすリスクについて解説します。
歯周病になりやすくなる
前述したとおり、口呼吸によって口腔内が乾燥すると、唾液の働きが低下し、細菌の繁殖が進みやすくなります。その結果、虫歯だけでなく、歯周病のリスクも高まります。とくに歯周病は、初期段階での自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行することも少なくありません。
歯茎の腫れや出血、口臭の悪化などのサインが見られた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
睡眠の質が悪くなる
口を開けたまま眠ると、舌の付け根が下がり気道を塞ぎやすくなります。その結果、いびきが起きやすくなるほか、睡眠時無呼吸症候群につながることがあります。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まる疾患です。夜間の酸素不足が生じ、眠りが浅くなることで日中の眠気や集中力の低下、慢性的な疲労感といった症状があらわれやすくなります。
睡眠の質の低下は全身の健康にも悪影響が及ぶことがあります。いびきを指摘されたことがある方は、一度歯科医院や耳鼻科に相談してみるとよいでしょう。
口臭が強くなる
口呼吸は、慢性的な口臭の原因にもなります。口の中が乾燥すると唾液による自浄作用が働きにくくなり、細菌が増殖して悪臭が発生しやすくなるのです。「歯磨きをしているのに口臭が消えない」と感じている方は、口呼吸が関係している可能性があります。
歯並びや噛み合わせが乱れる
口呼吸をしていると、口周りの筋肉のバランスが崩れ、舌が本来あるべき上顎の位置から下がりやすくなります。舌が歯を内側から支える力が弱まることで、歯が前方に押し出されやすくなるのです。
成長期の子どもの場合、上顎の発育に影響が出やすく、出っ歯や叢生など歯並びや噛み合わせが乱れる原因になることがあります。
全身の健康に悪影響を及ぼすことがある
鼻呼吸には、空気中のほこりや細菌をフィルタリングし、適切な温度・湿度に調整してから体内に取り込む機能があります。口呼吸ではこのフィルター機能が働かないため、細菌やウイルスが直接のどに入りやすく、風邪や感染症にかかりやすくなります。
自分が口呼吸かチェックするポイント

口呼吸は無意識に行っていることが多く、自覚しにくいのが特徴です。以下の項目に当てはまるものが多い場合は、口呼吸になっている可能性があります。
- 朝起きたときに口や喉が乾燥している
- 気づくと口が開いている
- 鼻づまりやアレルギー性鼻炎がある
- いびきをかくと指摘されたことがある
- 唇が乾燥しやすい
- 口臭が強い
- 食事中に口を開けたまま噛む癖がある
原因によって対処法が異なるため、一度歯科医院に相談してみるとよいでしょう。
口呼吸を改善する方法

口呼吸の改善には、日常生活の中で意識的に取り組む習慣化や、必要に応じた治療が必要です。ここでは、口呼吸を改善するための方法を紹介します。
鼻呼吸を意識する
無意識のうちに口が開いていると感じたら、できる範囲で口を閉じるようにしましょう。呼吸のたびに鼻を使うことを意識するだけでも口呼吸の改善につながります。
鼻づまりや鼻水が慢性的に続いている場合は、口呼吸の原因が鼻にある可能性があります。セルフケアだけで改善が難しいと感じたら、耳鼻咽喉科への相談も検討するとよいでしょう。
口周りのトレーニングを行う
口周りの筋肉が弱いと、無意識に口が開きやすくなります。こうした場合に効果的なのが、MFT(口腔筋機能療法)です。MFTとは、舌や口周りの筋肉のバランスを整えるトレーニングで、歯科医院で指導を受けながら行います。
舌を正しい位置に置く練習や、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを通じて、口が閉じた状態を保ちやすくなります。口呼吸が気になる方は歯科医院に相談してみましょう。
虫歯を予防するためにできること

虫歯を予防するためには、以下のような対策を心がけることが大切です。
歯磨きを丁寧に行う
口呼吸で口腔内が乾燥しやすい状態では、歯の表面や歯と歯の間にプラークが蓄積しやすくなります。歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れ、境目まで丁寧に磨くことが基本です。フッ素配合の歯磨き粉を使うと歯の再石灰化を促す効果も期待できます。
食後はできるだけ早めに歯磨きを行い、就寝前のケアはとくに念入りに行いましょう。口呼吸の方は就寝中に唾液の保護作用が低下しやすいため、夜間の口腔内ケアが虫歯予防において重要です。
唾液の分泌を促す
唾液の分泌が減ると虫歯リスクが高まるため、日常的に分泌を促す習慣を取り入れることが大切です。
- こまめに水を飲む
- よく噛んで食べる
- キシリトール配合のガムを活用する
- 意識的に口を閉じて鼻呼吸を心がける
よく噛むことで顎の周囲の筋肉が刺激され、唾液腺からの分泌が促されます。一くち30回を目安に意識してみましょう。
また、ガムによく使用されているキシリトールには、虫歯菌の活動を抑える効果があります。食後にキシルトールガムを噛むと、唾液の分泌も促されるため、虫歯予防が期待できます。
食生活を改善する
糖分を多く含む飲食物は虫歯菌のエサになるため、なるべく控えることが虫歯予防につながります。とくに口呼吸で唾液が少ない状態では、食後に口腔内が酸性に傾いても中和されにくく、歯のエナメル質が溶けやすい状態が長く続きます。
間食や甘い飲み物をだらだらと摂り続けることは避け、食べる時間をできるだけ決めるようにしましょう。
定期的に歯科検診を受ける
虫歯は初期段階では自覚症状が少なく、痛みが出る頃には進行していることも少なくありません。早期に発見するためには、定期的に歯科検診を受けることが大切です。
歯科医院では虫歯のチェックだけでなく、歯石の除去やブラッシング指導、フッ素塗布などの予防処置も行われます。早い段階でトラブルを発見できれば、治療が最小限で済み、健康な歯を長く維持することにつながります。
まとめ

口呼吸は唾液の分泌を減らし、虫歯菌が繁殖しやすい口腔環境をつくる原因になります。虫歯以外にも歯周病や口臭、睡眠の質の低下、全身疾患のリスクなど、さまざまな健康問題と関わっています。
心当たりがある方は、まずセルフチェックを行い、日々の歯磨きや唾液分泌を促すケアを意識的に取り入れてみましょう。口呼吸の原因や症状が気になる場合は、早めに歯科医院に相談することが大切です。
口呼吸にお悩みの方は、東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、根管治療や小児歯科、矯正治療にも力を入れています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。


