虫歯かも?見分け方と放置するリスク、予防法を解説

こんにちは。東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院です。

虫歯かどうか調べるイメージ

虫歯は、日本人の多くが経験する代表的な口腔トラブルの一つです。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行することも珍しくありません。

痛みが出てから歯科医院に行くという方も多いですが、それでは手遅れになることもあります。大切なのは、虫歯を早期に発見し、適切に対処することです。

今回は、虫歯の見分け方や虫歯を放置するリスク、虫歯を予防する方法などについて解説します。

虫歯の見分け方

脱灰が進んで茶色になった歯と脱灰している歯のイメージ

虫歯は目で見て気づけるケースも多く、日常的にチェックすることで早期発見につながります。ここでは、虫歯の見分け方について解説します。

歯の色の変化

虫歯の初期段階では、歯の表面に白く濁ったような斑点が現れることがあります。これは、エナメル質が酸により溶け始めている脱灰という状態です。さらに進行すると、その部分が茶色や黒に変色し、見た目にも虫歯らしい変化がはっきりしてきます。

着色汚れとの見分けは難しい場合もありますが、磨いても取れない変色がある場合は、虫歯の可能性を考えたほうがよいでしょう。色の変化は初期虫歯の重要なサインです。

歯の光沢感

健康な歯の表面には自然なツヤがありますが、虫歯が始まるとこの光沢が失われ、くもったような見た目になります。これはエナメル質が酸で溶け、表面が滑らかでなくなるためです。

歯にマットな質感を感じるようになったり、ツヤがなくなったと感じたりする場合は、虫歯が進行している可能性があります。毎日の歯磨きのときに、光の当たり方で歯の表面の状態を観察する習慣をつけると、こうした変化に気づきやすくなります。

歯の形

虫歯が進行すると、歯の表面に小さな穴が開いたり、凹みができたりします。特に奥歯の溝や歯と歯の間など、普段は見えにくい部分に変化が起こりやすいため注意が必要です。

また、歯の一部が欠けたように見えたり、食べ物を噛むときに違和感を覚えたりする場合は、歯の形が変化している可能性があります。毎日鏡で歯を観察し、小さな形の異常を早めに見つけることが、虫歯の進行を防ぐうえで大切です。

そのほかの虫歯の症状

アイスを食べて歯がしみる初期虫歯の女性

虫歯は、見た目では判断がつかない場合も少なくありません。以下では、歯の表面に異常が見られなくても、虫歯が進行しているときに現れる可能性がある症状をご紹介します。

歯が痛む・しみる

冷たい飲み物や甘いものを口にしたときに歯がしみる感覚があれば、歯の内部で虫歯が進行している可能性があります。また、噛んだときに違和感や痛みがある場合も、神経に近い部分に炎症が起きているサインと考えられます。

初期のうちはしみる程度でも、虫歯が深くなるにつれて鋭い痛みへと変化していくことがあります。こうした感覚は一時的なものとして見過ごされがちですが、虫歯の重要な手がかりとなるため、違和感を覚えたときは早めに歯科医院を受診しましょう。

食べ物が詰まりやすくなる

特定の歯に食べ物が頻繁に詰まるようになった場合、歯と歯の間に小さなすき間や凹みができている可能性があります。これは、虫歯によって歯の一部が失われ、隣の歯との接触面が変化したことが原因となることがあります。

一度詰まりやすくなると、その部位に汚れが溜まりやすくなり、虫歯がさらに進行しやすい環境になります。目に見える穴がなくても、いつも同じ場所に食べ物が残るようなら、注意が必要です。

デンタルフロスがひっかかる

デンタルフロスを使ったときに、特定の箇所で引っかかったり、切れたりする場合は、その部分が虫歯になっているかもしれません。歯と歯の間は虫歯が見つかりにくい場所ですが、デンタルフロスのひっかかりによって異常に気づくことができます。

口臭が強くなる

口臭の原因はさまざまですが、虫歯が進行し、歯の内部で細菌が繁殖すると、独特のにおいが生じることがあります。特に、通常の歯磨きやマウスウォッシュでも改善されない場合は、虫歯や歯周病が関係している可能性があります。

口臭は本人が気づきにくいものですが、家族や身近な人から指摘されたときは、虫歯や口内の健康状態を見直すきっかけととらえるとよいでしょう。

虫歯を放置するリスク

虫歯を放置して歯を失ったことを示す女性

虫歯は放置しても自然に治ることはなく、時間とともに悪化していきます。ここでは、虫歯に気づきながらも治療を先延ばしにすることで生じる、さまざまなリスクについて解説します。

痛みが増す

初期の虫歯では、冷たいものを口にしたときにしみる程度であることが多いですが、進行するにつれて痛みは強くなります。虫歯が神経の近くまで達すると、鋭く刺すような痛みや、何もしていないときでもズキズキとした痛みが続くことがあります。

こうした痛みは睡眠や食事など、日常生活に支障をきたすようになります。早期の段階で治療を受けることが、痛みを最小限に抑える鍵となります。

周囲の歯に影響を及ぼす

虫歯をそのままにしておくと、隣接する歯にも悪い影響が及ぶ可能性があります。気づかないうちに、複数の歯に虫歯が広がっているというケースも少なくありません。

ひとつの虫歯が原因で、治療の範囲が広がることもあるため、早い段階で対処することが重要です。小さな異変でも放置せず、定期的に歯科医院でチェックを受けることが、ほかの歯を守ることにもつながります。

歯を失う

虫歯が進行し、歯の内部や根の部分まで細菌が広がると、歯を残すことが難しくなる場合があります。神経が大きく傷ついたり、歯を支える骨にまで炎症が及んだりすると、抜歯を選択せざるを得ないケースも少なくありません。

歯を1本失うだけでも、噛み合わせのバランスが崩れ、周囲の歯に負担がかかることがあります。大切な歯を守るためには、早い段階で治療を受けることが重要です。

全身の健康に影響を及ぼす

虫歯は口の中だけの問題と思われがちですが、放置すると全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

細菌が血液を通じて体内に広がると、心内膜炎や誤嚥性肺炎などの病気につながる可能性があるのです。また、糖尿病や心疾患といった慢性疾患の悪化とも関連が指摘されています。特に高齢者や基礎疾患を持つ方にとっては、口腔内の健康管理が全身の健康維持に直結します。

大掛かりな治療が必要になる

虫歯が進行すると、簡単な処置では対応できなくなります。

初期の段階であれば、削って詰めるだけで済む治療も、進行すると神経の治療(根管治療)や被せ物(クラウン)が必要になることがあります。さらに重度になると、抜歯を行ったうえで、インプラントや入れ歯、ブリッジなどの補う治療が必要になる場合もあります。

治療の内容が複雑になるほど、通院回数も増え、時間や費用の負担が大きくなります。早めの発見と対処が、体への負担を軽くするポイントです。

虫歯を予防する方法

虫歯を予防するために定期的に歯科検診を受けるイメージ

虫歯は、日々の習慣を見直すことで予防が可能な病気です。ここでは、口の健康を守るために取り入れたい具体的な方法をご紹介します。

正しい方法で歯磨きをする

毎日の歯磨きは虫歯予防の基本です。

ただし、ただ磨くだけではなく、正しい方法で行うことが大切です。歯と歯ぐきの境目や奥歯の溝、歯と歯の間など、汚れが残りやすい部分を意識しながら、丁寧に磨くようにしましょう。強くこすりすぎず、小刻みにやさしく動かすのがポイントです。

さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯ブラシだけでは届きにくい箇所の汚れも効果的に取り除くことができます。

食生活を改善する

砂糖を多く含む食品や甘い飲み物は、虫歯菌のエサとなり、酸をつくって歯を溶かす原因となります。

間食の回数を減らし、規則正しい食事を心がけることが虫歯予防につながります。また、よく噛んで食べることで唾液の分泌が促され、口の中を清潔に保つ働きも高まります。歯の健康を考え、栄養バランスの取れた食事を意識することも大切です。

フッ素を活用する

フッ素には、歯の表面を強くし、虫歯の原因となる酸から歯を守る働きがあります。市販のフッ素入り歯磨き粉を毎日使うことは、手軽で効果的な予防法のひとつです。さらに、歯科医院では高濃度のフッ素塗布を受けることも可能で、より効果的に虫歯を予防できます。

子どもだけでなく、大人にとってもフッ素の活用は虫歯予防に有効です。

唾液の分泌を促す

唾液には、食べかすを洗い流し、虫歯の原因となる酸を中和する働きがあります。そのため、唾液の量が少なくなると、虫歯のリスクが高まります。

日頃からこまめに水分をとることや、無糖ガムを噛むこと、食事の際によく噛む習慣をつけることで、唾液の分泌を促すことができます。特に加齢やストレスの影響で唾液が減りやすい方は、意識して唾液の分泌を促すケアを行いましょう。

定期的に歯科医院で検診を受ける

虫歯を防ぐためには、セルフケアだけでなく、専門家によるチェックも欠かせません。歯科医院での定期検診では、虫歯の有無を確認するだけでなく、歯石の除去や磨き残しのチェック、正しいケア方法の指導など、さまざまなサポートが受けられます。

自覚症状がなくても、定期的にプロの目でチェックしてもらうことで、虫歯や他の口腔トラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ

虫歯のない綺麗な歯で笑う女性

初期段階の虫歯は、自覚症状が乏しく、見逃されやすい病気です。

しかし、歯の色や光沢、形の変化に気づくことや、痛み・違和感といった見た目に現れにくい症状を敏感に察知することで、早期治療が可能になります。虫歯を放置すれば、痛みの増加や他の歯への影響、さらには歯の喪失や全身への悪影響にもつながるため、油断は禁物です。

毎日しっかり歯磨きをすることに加え、定期的に歯科検診を受けることで虫歯のリスクを減らすことができます。自分の歯を長く健康に保つためにも、小さな変化を見逃さないようにしましょう。

虫歯の症状にお悩みの方は、東京都文京区「江戸川橋駅」より徒歩1分にある江戸川橋菊地歯科医院にお気軽にご相談ください。

当院では、虫歯・歯周病治療をはじめ、根管治療や小児歯科、矯正治療にも力を入れています。診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。